タイトルのとおり、どうすれば資産を使い切って死ぬことができるのかということが書かれているのが「DIE WITH ZERO」です。
私は経済的自由を目指して投資をしていますが、何千万とか何億の資産を残して死ぬなんてもったいないですからね。
資産を使い切って死ぬ方法
本書では資産を使い切って死ぬ方法として「長寿年金」という保険をおすすめしています。
そもそも資産を残して死んでしまう原因は、将来が不安だからです。
このブログの読者なら4%ルールを知っているはずですが、不景気時に資産が大きく減少する中、さらに資産を生活のために資産を切り崩すとなると、将来がもっと不安になります。
長寿年金とは?
以下のリンクの例がわかりやすかったのですが、例えば55歳で加入して年間85万円を65歳まで支払い、65歳で受給開始すると毎月2.5万円を死ぬまで受給することができます。
掛け金が高額なのがデメリットですが長寿年金は本書で以下のように書かれています。
経済学でも長寿年金は長寿リスクに対処するための合理的な方法だと考えられている。専門家は、なぜ長寿年金を購入する人が少ないのか昔から頭を悩ませていて、この問題は経済学で「長寿年金の謎」と呼ばれるくらいだ。
厚生年金・国民年金受給額の中央値が14万円なので上記の例より加入時期を早くし、受給開始年齢を遅らせたりなどすれば十分なキャッシュフローを確保することができるので資産を切り崩す不安を少なくすることができます。
資産を減らすタイミング
まず、「1年間の生活費」×「人生の残り年数」×0.7の資産を確保します。
この計算式はあくまで将来の不安を無くすための資産額を算出するための計算式です。
例えば90歳で死ぬとして現在60歳だとすると300万円×30年×0.7=6300万円が必要。
7掛けする理由は老後は意外とお金を必要としないし、資産を運用することで意外とお金は減らないからだそうです。
不安なら長寿年金に加入するなどしてキャッシュフローを確保する。
引退後のキャッシュフローを確保できるのなら「人生の残り年数」は年金の受給開始まででもいいかもしれません。
私の場合は240万円×58年×0.7=9744万円でした。年金の受給開始(65歳)で計算すると5544万円でした。
おすすめの資産を減らす時期は45〜60歳です。
人生で一番大切なのは思い出をつくること
本書では、若い時は経験に惜しまず金を使えとしています。
なぜなら若くて給料が少ない時に少ないお金を貯金しても意味ないし、経験を積めばあとから「思い出の配当」を得ることができるからです。
思い出の配当とは、経験はあとから、いつでも思い出すことができるという意味です。
私は投資したての頃は節約して、生活費以外のお金はほとんど投資に充てていましたが、人生を楽しめていなかったような気がします。
最近は投資以外に使うお金を増やしていますが、やはりその方が人生を楽しめているような気がしますね。
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