バークシャーの子会社BNSFは米国の鉄道会社で米国の西部と中部に路線が多く、西部に関してはユニオン・パシフィックと2社で寡占状態です。
バークシャーにとってBNSFは利益の20%以上も占める(投資の含み損益を除く)重要な会社です。
BNSFの基本情報
路線距離は32500マイルで米国の28州とカナダの3州で事業を運営しています。
保有する鉄道の数は約8000台で鉄道だけではなく船も40隻保有しています。
2010年にバークシャーハサウェイ が買収をしました。
BNSFの業績
2017年の純利益がやけにいいのは税制改革によるもの。
営業利益は30%以上と高収益ですがユニオンパシフィック と比較すると劣後しています。
BNSFのキャッシュフロー
キャッシュフローに関してもユニオンパシフィックに劣後しています。
バランスシートに関しては自己資本比率は50%程度で資産の大半は鉄道や線路などの有形資産です。
営業係数をUNPと比較
どれだけ効率的に営業しているかという指標に営業係数(Operating Ratio)というものがあります。
この指標は低ければ低いほどいいのですが過去6年間は常にユニオンパシフィックの方がいいです。
鉄道会社の強み
鉄道会社の強みは市場を独占することを許された業界であるということがリターンがいい理由のひとつだと思います。
さらに「バフェット からの手紙」によれば鉄道は都市間貨物輸送の42%を担っていて、BNSFは米国全体の都市間貨物輸送の11%以上を担っています。
これは米国の鉄道会社ではトップです。(2009年)
BNSFの今後
2020年後半からバッテリー駆動の電気とディーゼルのハイブリッド型機関車の導入を開始し、このタイプの機関車は今後10年で急増すると予想されています。
また、人口動態が西側に移りつつあることからBNSFの貨物量は今後も増える可能性が高いです。
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