米国株で経済的自由を手に入れる

元ギャンブル依存症・低学歴・低年収の男が米国株(アメリカ株)で経済的自由を目指します。

いつ売るべきか・いつ売ってはならないか

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米国株への投資を初めて3年以上経ちましたが2019年は過去最高に株式を売却しています。

今年の売却理由は全て欲しい銘柄が下落していたので乗り換えするためです。

この乗り換えが成功なのかはわかりませんが久々に読み直しているフィリップ・フィッシャーの「株式投資で普通でない利益を得る」の第6章が株の売却に関する章なので備忘録としてブログ記事にすることにしました。

 

 フィリップ・フィッシャーとは?

フィリップ・フィッシャーはバフェットにも影響を与えた人物でバフェットは「私の哲学はグレアムが85%、フィッシャーが15%の割合でできている」というような発言したとされています。

そんなフィッシャーの投資法は集中・長期投資です。

フィッシャーはモトローラ【MSI】とテキサス・インスツルメンツ【TXN】とレイチェムという3銘柄で資産の2/3を占めるという集中投資をしていました。

モトローラとテキサス・インスツルメンツは現在でも株価が上昇し続けています。

MSI,TXN

青:MSI 緑:S&P500 赤:TXN

特にお気に入りだったとされるモトローラはS&P500にぼろ勝ちです。

2011年にモトローラはモトローラモビリティ(現レノボ)とモトローラソリューションズ【MSI】に分割されているので上図のチャート以上のリターンになっています。

 

晩年は認知症の影響からか投資成績は良くなかったようですがモトローラを1955年から保有し続けたというだけでもすごいことです。

 

テキサス・インスツルメンツも初期の頃から保有していたので1950年代にはすでに保有していたと思われますがフィッシャーに認知症やアルツハイマーのような症状が出始めた1980年代に売却したそうです。

 

いつ売るべきか

まず投資家が株を売る理由は3つあります。

  1. 投資したことを間違いと判断した時
  2. 投資した会社の成長に衰えを感じた時
  3. より魅力的な銘柄が出たきた時

投資したことを間違いと判断した時

例えば自分が投資した銘柄が暴落しました。

次にこの投資は失敗だ・間違えたと判断して、含み損がヒドいし株価がトントンになるまで保有し続けようと判断した。

 

この判断はフィッシャーに言わせれば最低な判断です。

もし本当にこの投資が間違いなのなら株価がトントンになることはないかもしれないし、トントンになるまでにとても長い時間がかかるはずです。

 

仮に株価が取得単価から−80%になってからでも間違いと気づいたのなら、さっさとその株を売って違う銘柄に投資したほうが利益を生む可能性が高いです。

 

間違いと判断した株を売ったのが間違いだったということもあるかもしれませんがそれは残念ながらあなたのリサーチ不足・実力不足です。

投資した会社の成長に衰えを感じた時

投資した会社の成長が衰えていく原因には主に2つあります。

  1. 経営陣の質が落ちた
  2. 製品がかつてほど拡大する見通しがなくなった

これに関してフィッシャーは15のポイントから大きく外れれば売却しなければならないと言っています。

15のポイントを知りたい人は「株式投資で普通でない利益を得る」を読むべきです。

より魅力的な銘柄が出てきた時

 魅力的な銘柄が出てきたからと簡単に買い替えしすぎるのはよくないですが、ある程度の期間を保有して、注意深くリサーチしてきた銘柄を売却してより魅力的な銘柄に乗り換えるのは悪くありません。

しかし、しっかりとした原則に従い投資しているのなら、そんな乗り換えなんてことはないはずともフィッシャーは言っています。

 

いつ売ってはならないか

  1. 割高になったから
  2. 大きく上昇したから

1と2は似ているようで違います。

割高になったとかそういう判断はPERでする人が多いと思いますがそんなことはわからりません。

PERが50だろうが100だろうが数年後に振り返れば安いかもしれません。

本当に優れた銘柄なのならPERが高かろうがPEGやROEやPBRがなんだろうが売却する必要はありません。

 

フィッシャーからすると最もバカバカしい売却が2の大きく上昇したから売るという判断です。

ただ上昇したからという理由だけで売却するのは辞めましょう!

まとめ

投資は買いより売りが難しいなんて言われていますが参考になりましたでしょうか?

 

とりあえず自分が投資して間違えたと思ったのならさっさと売却しちゃいましょう!

それだけでフィッシャーのいう最低な判断を免れることができます。

 

大きく上昇したから売ったなんて言えばフィッシャーにバカにされるのでそんなことしてはいけません。

 

フィッシャーの「株式投資で普通でない利益を得る」は長期投資家のバイブルのような本ですが、やはり売却する必要がない銘柄に投資するということが難しいですよね。

本書には普通でない利益を得るための15のポイント、さらに投資するタイミングも書かれているのですが、そのポイントを読んでみてもやはりそのような銘柄を見つけるのは難しいです。

 

今回はフィリップ・フィッシャーの「株式投資で普通でない利益を得る」を紹介しましたが他にも2冊の本がありますし、息子のケン・フィッシャーも著名な投資家でPSRに関する本を出しています。

気になる人は読んでみてはいかがでしょうか。

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