Uber上場後、初めての決算です。
UBER 2019年Q1決算発表
売上高予想:30.9億ドル
結果:30.99億ドル 前年同期比+20%
EPS予想:-2.31ドル
結果:-2.26ドル
売上とEPSは予想を上回りました。
この決算を受けて株価はアフターマーケットで約2.6%上昇しています。
グロスブッキングは前年同期比+34%
昨年のEPSが1.84ドルとなっていますがこれはロシアのヤンデックスと東南アジアのグラブに事業を売却したためです。
グロスブッキングからテイクレート(手数料)を計算すると21%でした。
個人的にはテイクレートはもっと低いと思っていたのでテイクレートが21%もあったことに驚きました。
ライドシェアリングの売上高は前年同期比+9%でしたがUber Eatsは前年同期比+89%と大きく成長しています。
Uberにとって今、一番重要なのはグロスブッキングだと思うのですがUber Eatsとその他が急成長がすごいですね。
事業別のテイクレート
ライドシェアリング:20%
Uber Eats:17.4%
その他:24%
その他にはロジテクス事業の「Uber Freight」、自転車などのレンタル事業が含まれます。
これだけのテイクレートで赤字なのは、やはり規制が厳しかったりドライバーからストライキを起こされたり、Lyftなどとの競争が激しいからです。
Lyftに負けるわけにいかないのでこれからもグロスブッキング拡大のためにいろいろな手を打ってくるでしょう。
2021年までに黒字化?
3月からストライキ対策なのかドライバー向けのリワードプログラムを開始するなどしているのでまだまだ赤字が続きそうですがCEOのダラは2021年までに黒字化させると宣言しています。
ちなみにこのダラ・コスロシャヒは元エクスペディアのCEOで、あのバフェットがダラのファンであると公言しています。
感想
これだけ各国でいろいろ言われていると参入企業は少ないだろうし、もう立派なプラットフォーマーで競争が激しい米国外では事業を売却し株を取得したりしています。
グーグルほどの企業が自動運転車を自社のプラットフォームで提供せずにLyftに提供したりしているので米国内ではこのまま2社独占でいくかもしれません。
バフェットはUber派でピーター・ティールはLyft派のようです。
私はどっちのファンでもあるのでこの先、Uber VS Lyftがどうなるのか非常に楽しみにしています。
ちなみに私はどちらかと言えばUberが欲しいです。
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シバタナオキさん本の書評記事です。グロスブッキング(取扱高)やテイクレートの計算方法や重要さについて知ることができます。
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