ボーイング【BA】のボーイング737MAX8がたった5ヶ月の間に2回も墜落したため航空会社の株価も下落しています。
ビジネスインサイダーの記事によるとサウスウエスト航空は世界で最も多い34機、アメリカン航空は24機も737MAX8を運航しているので影響が大きいかもしれません。
ユナイテッドコンチネンタルは737MAX9という737MAX8より大型の機体を運航しています。
ブルームバーグの記事では80社と5000機を超える契約を結んでいるようなのでこれからもっと運航する予定なのでしょう。
ただ、世界各国で運航停止・停止を検討しているのは737MAXシリーズみたいで米国はまだ運航停止にはしないみたいです。
しかし、サウスウエスト航空と言えば「株式投資の未来」「ビジョナリーカンパニー4」などいろんな本で紹介されるほどの企業です。
バフェットは航空会社の4社の株を保有していますよね。(テッド・ウェシュラーに説得されたらしい)
ちなみにバフェットの航空会社の保有比率は以下のとおりです。
デルタ航空:1.79%
サウスウエスト航空:1.39%
ユナイテッドコンチネンタル:1%
アメリカン航空:0.77%
そこでサウスウエスト航空【LUV】・デルタ航空【DAL】・アメリカン航空【AAL】・ユナイテッドコンチネンタル【UAL】の4社を比較してみることにしました。
株価
過去10年で比較するとユナイテッドコンチネンタルが一番リターンが良いですね。
売上
売上に関してはLCCということもありサウスウエスト航空の売上が他3社と比較すると低いですが、唯一の右肩上がりです。
次点でデルタ航空が良さげ。
2014年にアメリカン航空が急成長している理由はUSエアウェイズと合併したためです。
営業利益率
2014年からサウスウエスト航空の営業利益率が一番高いですね。
売上に続き次点でデルタ航空です。
営業キャッシュフローマージン
株主還元
サウスウエスト航空はグラフにはありませんが、実はリーマンショック時でも減配していません。
増配率も高く、自社株買いも素晴らしいです。
デルタ航空も増配率が高く配当性向にも余裕があります。
しかも現在の利回りは2.8%とそこそこの利回りです。
配当より自社株買いを重視しているようです。
ユナイテッド航空は配当を出していません。
おまけ
航空銘柄は現在の鉄道銘柄のような感じにこれからなるのでは?という説を何度か見たことがあるので比較してみることにしました。
比較するのは航空銘柄の中で私がいいなと思ったサウスウエスト航空とデルタ航空と鉄道銘柄を代表してユニオンパシフィックの3銘柄を比較します。
デルタ航空とユニオンパシフィックの売上の動きが似ていますね。
近い将来、サウスウエスト航空がユニオンパシフィックの売上を追い抜きそう。
ユニオンパシフィックいいですね。
やっぱりユニオンパシフィックいいですね。
株主還元でもユニオンパシフィックの方がいいです。
本当に鉄道会社のように航空会社の過当競争と高コストの問題が終わりつつあるのならユニオンパシフィックのようになれるかもしれませんね。
まとめ
現時点で稼ぐ力が一番あるのはサウスウエスト航空というのはわかりましたが、今回の墜落事故の影響がどれほどあるのかわかりません。
特にサウスウエスト航空と言えばボーイング737型なので私がもし保有していたら不安になっていたと思います。
航空機分散という意味でも航空銘柄を保有するのならサウスウエスト航空とデルタ航空の2銘柄を保有するという手もありかも。
サウスウエスト航空はバークシャーが買収するという噂がありますし、デルタ航空はITへの投資のおかげで航空会社で唯一、ファストカンパニーが発表した2019年の最も革新的な企業に2年連続で選ばれていますし、バロンズでもデルタ航空のCEOが「デルタ航空はユニオンパシフィックやユナイテッドパーセル【UPS】並に評価されてもおかしくない」といった発言をしていて今後の株主還元にも期待できます。
関連記事です。
ビジョナリーカンパニー4の書評記事です。
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