ギリアドのNASH治療薬のSelonsertibの臨床試験結果が発表されました。
結果は目標を達成できず残念な結果となってしまいました。
やはり、この業界はフェーズ3まで来たからもう大丈夫だと安心することはできません。
NASHは肥満の多い米国でも患者数が増加中で、市場規模は200〜350億ドルになると予想されています。
そしてこのNASH治療薬で有力視されていたのがギリアドでした。
現在、このNASH治療薬を開発していてフェーズ3なのは
- インターセプト・ファーマシューティカルズ【ICPT】
- ジェンフィット
- アラガン【AGN】
- ギリアド・サイエンシズ【GILD】
の4社のようですが、フェーズ2ではファイザーやブリストル・マイヤーズ・スクイブなども開発中のようです。
ギリアドはこの臨床試験の結果を受けて株価は大幅に下落中です。
ギリアドは今年の後半に2回目の臨床試験の結果を発表するようですが、このままうまくいかずに開発中止となればさらなる下落が待っているかもしれません。
ジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」では医薬品銘柄はリターンが高く、セクターで見てもヘルスケア銘柄はこれまで高リターンでした。
しかし、医薬品銘柄は開発費の高騰が止まらず価格圧力もあることからリスクは年々高まっているのかもしれません。
この価格圧力の対処策としてバイオシミラー・ジェネリックの開発をする銘柄もありますが
現在、私はギリアドを保有していますがポートフォリオの9%しか占めていませんし投資額も少ないので仮に株価が半分になってもあまり気にしませんが、やはりこういうバイオ・医薬品銘柄でポートフォリオの多くを占めるのは危険ですね。
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ギリアドは 二桁増配を発表しましたが、決算は残念な結果でした。
無事に承認されて昨年から販売されているBiktarvyも順調に市場予測ほどの売上を記録できるかはわかりません。
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