ギリアド・サイエンシズ 2018Q4決算発表
売上予想:55.1億ドル
結果:58億ドル 前年同期比-2.5%
EPS予想:1.71ドル
結果:1.44ドル 前年比-19%
ガイダンス(Full Year)
売上予想:217.4億ドル
結果:213〜218億ドル
売上はコンセンサス予想を上回ることができました。
そろそろ復活するのではないかと期待していたのですが残念な結果ですね。
EPSに関しては棚卸引当金により-0.31ドルの影響がありました。
粗利益率は大幅に悪化
2017Q4:83.5%
2018Q3:85.9%
2018Q4:77.9%
HCVの患者数減少、HarvoniとEpclusaの販売価格減少により粗利益率が大幅に悪化しています。
さらに研究開発費は前年同期の8.45億ドルから9.39億ドルと上昇しています。
販売費&一般管理費は前年同期比で8000万ドル上昇しています。
これはカイトを買収した影響によるものとコラボレーション初期費用の影響です。
HIV
HIVの売上は前年同期比で+18%の40億ドルでした。
注目のBiktarvyは前四半期比+33%の5.78億ドルでした。
Biktarvyは2019年の中期にスペイン・イタリア・イギリスで販売される予定です。
下記の記事で紹介したViiVの新薬が販売されるまでは順調に成長しそうです。
HCV
HCVはひどい状態です。
売上は前年同期比で-50%の7.38億ドルでした。
この四半期でさらに減少が加速していますね。
11%の増配を発表
次の四半期配当から11%増配することを発表しました。
0.57→0.63ドルとなります。
アフターマーケットで4%近く下落していますので現在の利回りは増配を考慮すると3.75%です。
EPSは2年前から約半分になってしまいましたがまだ配当性向は50%未満ですのでまだ余裕がありますね。
SelonsertibとFilgotinibが承認されれば、まだ二桁増配を続けれることができるのではないでしょうか。
私は今のところSelonsertibがどうなるかを見届けるまでギリアドを保有する予定です。
Selonsertibは2020年の上半期に承認される予定です。
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医薬品が承認されるのはとても難しいことなのでSelonsertibももしかするとダメかもしれません。
ギリアドのパイプラインは残念ながら少ないです。
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