IBM 2018年Q4 決算発表
売上予想:217.5億ドル
結果:217.6億ドル 前年同期比-1%
EPS予想:4.82ドル
結果:4.87ドル 前年同期比-5%
売上・EPSともに予想を上回りました。
2018年通期の売上はドル高の影響で20億ドル以上もマイナス影響があったものの、なんと7年ぶりに増加しました。
2019年のEPSのガイダンスもコンセンサス予想を0.11ドル上回る13.90ドルでした。
この決算を受けて株価はアフターマーケットで6%近くも上昇しています。
部門別売上前年比
Cognitive Solutions Segment
売上:55億ドル 前年同期比+2%
Global Business Services Segment
売上:43億ドル 前年同期比+6%
Technology Services and Cloud Platform Segment
売上:89億ドル 前年同期比+-0
Systems Segment
売上:26億ドル 前年同期比-20%
Global Financing Segment
売上:0.4億ドル 前年同期比-9%
前四半期ではCognitive Solutions Segmentの売上が前年同期比でマイナス成長だったために株価は暴落しましたが、今回は前年同期比+2%でさらに粗利益率が0.2ポイント上昇し79.4%でした。
トータルでも粗利益率は0.1%上昇しています。
Systems Segmentがかなり悪化していますがこれはメインフレームの「IBM Z」の需要が一巡したためです。
戦略的必須分野
戦略的必須分野は上述した「IBM Z」の影響を除くと前年同期比+11%と大きく成長しています。
まとめ
コンセンサス予想は重要な売上・EPS・ガイダンスの3つとも上回りましたのでいい決算でした。
粗利益率は良化し、通年では7年ぶりに売上は前年を上回りました。
ただ、IBMは私が投資を始めた当初からいつも第四四半期の決算で株価は上昇し、1ヶ月以内に大幅な下落をしています。
株価がアフターマーケットで大きく上昇したことは一時的なことではありますがIBMに投資している私にとってはうれしいことです。
しかし、その後はいつも大幅に下落しているのであまり期待しないことにします。
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