ペイパル 2018年Q3決算発表
売上予想:36.7億ドル
結果:36.8億ドル 前年比+14%
EPS予想:0.54ドル
結果:0.58ドル 前年比+26%
取扱高(TPU):1430億ドル 前年比+24%
アカウント数:2.54億 前年比+15%
支払取引数:24.6億回 前年比+27%
売上・EPSともに前年も予想も上回ることができました。
この決算を受けて株価はアフターマーケットで7.7%も上昇しています。
個人間送金アプリのVenmoの伸び率もQ2と同じ78%で高成長率を維持しています。
決済サービス銘柄は取扱高に注目しなければならない
フィンテック銘柄の中でも決済サービスを提供している銘柄は特に取扱高に注目しなければなりません。
決済サービス銘柄において取扱高の高さはブランド力・ネットワーク効果といったプラットフォーム戦略の重要事項を数値化したものとも言えるからです。
Q3の取扱高から手数料を計算(手数料(%)=売上収益÷取扱高)すると2.5%になりました。
前年比では-0.3ポイントとなりますがペイパルの決算には支払い取引の数がありましたのでこの数字を使って1回当たりのトラザクションの手数料を計算します。(手数料(%)=支払取引数÷取扱高)
すると、手数料は1.72%で前年比+0.04ポイントで手数料を成長させることができています。
この成長はクレジットカードを介さず銀行口座から直接引き落としができるようになる銀行の提携が増えてきたことによりペイパルがクレジットカード会社に支払う手数料の割合が少し減少したからだと考えられます。
売上収益で計算するのと支払取引数で計算するのでは手数料が違います。
これは決済以外の何らかのサービス(ローン・リーダー端末・アプリなど)によるものです。
Q3でヨーロッパのスクエア【SQ】とも呼ばれるスウェーデンのiZettleを買収しアメックス【AXP】ウォルマート【WMT】との提携も発表しました。
ライバルは多いもののまだまだ成長余地はありますので今後に注目です。
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