英国政府から証券市場の改革を委託されるほどのエコノミスト「ジョン・ケイ」がおすすめ投資方法を紹介します。
それは世界の年金基金のマネをするというものです。
この方法はこれから投資を始めようと思っている人にもおすすめできます。
もし、この方法で長期的にダメなら自分の将来の年金はないと思ったほうがいいです。
世界最強のエコノミストがおすすめするポートフォリオ
上図のポートフォリオはノルウェーの年金基金(NBIM)、オランダの年金基金(ABP)、米カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)の3つの基金の平均を基に作成したものです。
これをより具体的にしたものがこちら
VT バンガード・トータル・ワールド・ストック
株価:74.65ドル
分配金利回り:2.18%
経費率:0.10%
構成株式銘柄数:8122
VT1つに投資するだけで47カ国・8122銘柄に投資することができます。
株価は10年で約1.7倍です。
VTの半分は米国株となっています。
BND バンガード米国債券市場ETF
株価:78.90ドル
分配金利回り:2.66%
経費率:0.05%
構成債券銘柄数:8503
米国の債券に投資することができるETFです。
チャートで見るとリーマンショック時にかなり下落しているように見えますが株式と比べるとダメージはかなり少ないです。
BNDX バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF
株価:54.70ドル
分配金利回り:2.23%
経費率:0.11%
構成債券銘柄数:4815
米国を除く世界の債券に投資できるETFです。
さすが日本。構成比率でトップです。
VTIP バンガード短期インフレ連動債ETF
株価:48.93ドル
分配金利回り:2.11%
経費率:0.06%
構成債券銘柄数:15
物価に連動するETFです。
IYR iシェアーズ米国不動産ETF
株価:81.99ドル
分配金利回り:3.89%
経費率:0.43%
構成株式銘柄数:123
米国の不動産に投資することができるETFです。
より経費率の安いバンガードのVNQ(0.12%)というものがあるのですがマネックス証券では取り扱いしていないようです。
まとめ
世界有数の年金基金とほぼ同じポートフォリオですから、これから投資を始める人にもおすすめできます。
あとは年に1回リバランスするだけです。
Portforio Visualizerというサイトでリターンを調べてみると2014年にこのポートフォリオに1万ドル投資すると2018年には13159ドルになります。(現金を除く)
チャイナショックが起こった2015年でもリターンは-0.48%でとてもデフェンシブなポートフォリオです。
約5年でリターンは約30%で年率にすると約5%になります。(税引き前)
BNDXが設定されたのが2013年でしたのでこのポートフォリオのリーマンショック時のデータは調べることができませんでした。
ジョン・ケイは債券に関してはブラックロック・グローバル・インデックス・ボンド・ファンドをおすすめしていましたが、ETFが無かったのでこのようなポートフォリオになりました。
バンガードが全世界債券ETFを設定するらいしのでこれを日本の証券会社で取り扱ってくれればポートフォリオを1つ減らすことができるので、より管理が楽になりますね。
米国債ETFとインフレ連動国債ETFは米国ではなく日本のものにしてもいいかもしれませんね。
おまけ
我が日本の年金積立金運用独立行政法人(GPIF)のポートフォリオは下図のとおりです。
GPIFのポートフォリオは国内債券と国内株式でポートフォリオの60%を占めています。
私は日本株より米国株派なのでこのGPIFのポートフォリオをマネしようと思わないですがGPIFの運用額は世界1位ですし日本(私たち)の年金を運用していますから頑張って長期的に良い結果を出して欲しいですね。
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