ゼネラル・エレクトリック【GE】2018年Q2決算発表
売上予想:294億ドル
結果:301億ドル 前年比+4%
EPS予想:0.18ドル
結果:0.19ドル 前年比 -10%
売上もEPSも予想を上回ることはできましたがEPSは前年比で−10%と相変わらす苦戦が続いています。
発電部門
オーダー:前年比-26%
売上:前年比-19%
利益:前年比-58%
利益率:前年比-500ベーシスポイント
もうボロボロですね。
再生エネルギー部門
オーダー:前年比-15%
売上:前年比-29%
利益:前年比-48%
利益率:前年比-180ベーシスポイント
世界的に再生エネルギーが注目されていることから発電部門への投資が再生エネルギーに移ったと考えれば発電部門の売上減も納得いくのですがGEの場合は再生エネルギー部門も苦戦しています。
再生エネルギーに関してはライバルも多くコモデティ化していてGEにはあまり強みがないのかもしれません。
オイル&ガス部門
オーダー:前年比+95%
売上:前年比+85%
利益:前年比+85%
利益率:前年比+-0ベーシスポイント
オイル&ガス部門は原油価格が昨年と比べるとかなり上昇しているので好調ですね。
航空部門
オーダー:前年比+29%
売上:前年比+13%
利益:前年比+7%
利益率:前年比-110ベーシスポイント
航空部門はずっと好調が続いています。
利益率は20%を切ってしまいましたが前年の6ヶ月と比較するとまだ利益率21%(+110ポイント)で利益率20%以上を維持しています。
ヘルスケア部門
オーダー:前年比+7%
売上:前年比+6%
利益:前年比+12%
利益率:前年比+100ベーシスポイント
分社化することを発表したヘルスケア部門は航空部門と同じくずっと好調を維持していますね。
まとめ
オイル&ガス部門の好調のおかげでなんとか売上とEPSは予想を上回ることができたということがわかりました。
ロイター通信によるとフリーキャッシュフローの見通しを従来の60〜70億ドルだったのを60億ドルとしたのにEPSの見通しを変更しなかった(維持した)ことを嫌気され株価が急落したとしています。
たしかにフリーキャッシュフローのガイダンスを引き下げたも同然でGE全体のEPSと利益率が減少傾向(Non-GAAP)でありながらEPSのガイダンスを維持したのは私のような素人目で見ても疑問に思うところです。
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