Amazonがオンライン調剤薬局のPillPackの買収を発表しました。
実はこのPillPackという企業はウォルマート【WMT】が買収するという報道もあったのですが、Amazonが買収することになりました。
この買収が承認されればAmazonは米国の50州で処方薬を販売することができるようになります。
PillPackは次のユニコーン企業とも呼ばれています。
なぜ、そこまで注目されているのかを調べてみました。
PillPack
アメリカ人の内4000万人は1日に5種類以上の薬を服用しています。
この5種類の医薬品を処方してもらおうと思うと1回の通院で5種類全てを処方してもらえないので月に3〜4回も病院(薬局)に通院する必要があるのですが、PillPackのサービスを使用すると通院する必要がなく送料無料で配達してくれます。
しかも、服用1回分ごとに薬がパックされた状態で配送し、飲み忘れしないようにアプリで管理してくれます。
他にもアプリで365日24時間 薬剤師にチャットで相談することもできます。
処方薬の値段は顧客が加入している保険会社によります。
How PillPack Works | Service Overview
とても便利ですよね。
顧客満足度スコアは業界平均が「26」なのに対しPillPackの顧客満足度スコアは「80」で満足度がとても高いです。
ただ、PillPackはPBM事業社のネットワークを利用しているため売上の一部はPBM事業社に支払われるようです。
なのでAmazonはPBM事業にも参入するのではないでしょうか?
合同会社は利益を無視した企業にするとのことですからPBM事業にも参入することで医療費をかなり安くすることができ、PillPackを買収することで安全に飲み忘れすることもなく服用することができ、送料も無料で24時間薬剤師に相談することもできます。
このAmazonのPillPackの買収についてウォルグリーン【WBA】のCEOは「特に心配していない」とコメントしています。
少し古い動画ですが下の動画ではPillPackのことを「CVS KILLER?」と紹介されています。
Online pharmacy 'PillPack' taking on CVS
まとめ
PillPackの便利なところは
- 通院する必要がない
- 服用1回分ごとに薬をパックしてくれる
- 送料無料
- 365日24時間薬剤師に相談することができる
- アプリで飲み忘れを防止することができる
これくらいならウォルグリーンもCVSヘルスも後追いではありますができそうではあります。
ただ、そこにAmazonというプラットフォーマーが加わるのが脅威ですよね。
Amazon・バークシャー・JPモルガンの3社合同会社の戦略もCVSヘルスCEOのラリー・メルロによると「CVSヘルスのエトナ買収とおそらく戦略は似ている」とのことです。
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