CVSヘルス2018年Q1決算発表
売上予想:457.9億ドル
結果:456.9億ドル 前年比+2.6%
EPS予想:1.41ドル
結果:1.48ドル 前年比+26.5%
EPSが大幅に増加しています。
また、2018年のガイダンスはコンセンサス予想が6.47ドルでしたが、6.87〜7.08ドルと発表しました。
ガイダンスがとても良かったこともあり、プレマーケットでは株価が一時5%も上昇していたのですが、その後に株価は大幅に下落しています。
どうやら、エトナの買収に対して調査が入ったようです。
エトナ2018年Q1決算発表
売上予想:153億ドル
結果:153.4億ドル 前年比-2%
EPS予想:2.97ドル
結果:3.19ドル 前年比+18%
CVSヘルスに買収される予定のエトナもEPSが大幅に増加しています。
CVSヘルスのエトナ買収に思うこと
エトナ買収を発表した時はCVSヘルスの株価は下落したのに、次はその買収に対して規制当局の調査が入って株価が下落しました。
私はこれまで市場は買収を良く思っていないと思っていたのですが、その後に連日の下落を見せているのでこの買収を市場は良く思っているんだと思いました。
今回の決算でわかったことは、この買収は両社にとってのマイナスをゼロorプラスにするということです。
CVSヘルスの好決算の原因は減税効果だけではなく、インフルエンザの流行が大きかったのですが、エトナにとってはこのインフルエンザの流行が医療費の増加につながりマイナスでした。
エトナは顧客をCVSヘルスばかりに流すようなことはしないとしていますが、CVSヘルスがこれからも店舗を増やすのなら、顧客の近くにはCVSヘルスがあることが多いので結果的にCVSヘルスに顧客を流すことになり、顧客を独占するような形になると思うので、何かしらのルールを作らないと危険な買収かもしれません。
この買収の発表をきっかけに他の企業が似たような買収を発表していますが、それほど業界にとっては脅威なのかもしれません。
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