「株式投資の未来」の運用リターンランキングで第一位のフィリップ・モリスが暴落してしまいました。
フィリップ・モリ 2018年Q1決算発表
売上予想:70.3億ドル
結果:68.9億ドル 前年比+13.7%
EPS予想:0.9ドル
結果:1ドル 前年比-1%
暴落の原因
日本でのiQosの売上成長の鈍化、タバコの売上の減少、サウジアラビアでの税率の引き上げが重なったため暴落しています。
しかし、日本でのiQosの売上成長の鈍化はある程度のシェアをすでに確保してしまったためなのでアナリストは特に問題視はしていませんし、世界的にiQosはまだまだ成長すると予想しています。
タバコの売上は減少するもiQosの売上はまだ成長している
タバコの売上は5%も落ちていますが、iQosの売上は2倍になっています。
日本でもまだiQosの成長は止まっていません。
iQosは1本吸うと3〜5分ほど充電しないと2本目が吸えないので私の会社の同僚のほとんどの人がチェーンスモーカーのため、基本iQosの2台持ちです。今後はこういう人も世界で増えるのかもしれません。
2018年のガイダンス
5.20〜5.35ドルから5.25〜5.40ドルに引き上げています。
タバコの魔力
タバコの魔力はニコチンを摂取すると吸いたくなるということと時間です。
FDAの規制でタバコに含まれるニコチン量が減っても、タバコのデビューがiQosの人でもニコチンが入っているんですから吸いたくなると思います。
もし、今普通のタバコを吸っている人がiQosにするとニコチン量が足らなくて吸う本数が増えます。さらにタバコの価格は上昇傾向にあります。
こんなにうまい商売はなかなかないと思います。
吸う人が減っても価格を上げればいいし、ニコチン量に規制が掛かればニコチン不足で吸う本数が増えるんですから。
タバコを辞めれるというニコチンパッチなどを使用したり、病院に通ってもタバコを吸う人はニコチン不足というわけではなく、禁煙を始めても今までタバコを吸う時間にあてていた時間を持て余してしまってまた吸いたくなるということも実際にあります。
タバコを長い期間 吸っていた人が禁煙する方法はニコチン量を減らすだけでは解決しないのです。
フィリップ・モリスの暴落で他のタバコ銘柄も大幅下落
フィリップ・モリスの暴落につられて、アルトリアグループ【MO】は記事作成時点で約8%下落し、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ【BTI】も6%も下落しています。
私はこの大幅下落を見てから保有銘柄を売却してタバコ銘柄を購入したいと思ってしまっていますが、ここはぐっと我慢して給料日まで待つことにします。
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