今回、紹介するiシェアーズ・コア米国高配当ETFは値上がり益はあまり見込めないかもしれません。しかし、高配当という名に恥じない分配金利回り3.47%(2018/9/27時点)です。
iシェアーズ・コア米国株高配当ETF【HDV】
HDVの構成銘柄数は75銘柄でこれまで紹介してきたVTI・VOO・IVV・VYMと比べるととても少ないと思った方もいるのではないでしょうか?
しかし、これでも十分に分散されていると言えます。
個別銘柄を75も個人で管理するのはとても大変ですからね。
経費率はVYMと同じ0.08%でVTIやVOOと比べると少し高いですが、これでもトップクラスの安さです。
構成銘柄
上位10銘柄は上の画像のとおりです。
HDVは構成銘柄が75ということも1銘柄当たりの比率が高めです。
あと、HDVは回転率がとても高いため構成銘柄がころころ変わります。なので今の構成銘柄がいいからという理由で投資するのなら注意が必要かもしれません。
最近だと上位銘柄ではAT&Tとアムジェンが除外されました。
なので、上位銘柄でも追加されたり除外されたりします。
資産構成
原油高もありエネルギーセクターの割合が高いです。今は好景気ということもあり、どうしても高配当を選ぶとなるとこういうセクター分散になるのかもしれません。
資産構成がこの状態を維持するのならデフェンシブとされるセクターの比率が高いため不景気時の下落はS&P500よりも低い可能性が高いです。
HDV VS S&P500
上のチャートはHDVが設定された2011年からのチャートなのですが、2011〜2014年頃まではなんとS&P500をアウトパフォームしています。
ここ数年は原油価格の下落の影響を受けやすいエネルギーセクターと金利上昇局面に弱い生活必需品セクターの割合が高いということもありS&P500にアンダーパフォームしています。
HDVの気になるところ
HDVは設定されたのが2011年ということもありリーマンショックを経験していません。
なので、大暴落時にS&P500と比べてどういう株価の動きだったのか、分配金はどれくらい減配されたのかとうことがわかりません。
回転率がとても高いETFなので大暴落時は今、低配当である優良銘柄が増える可能性が高いので大暴落後の上昇相場ではまたS&P500をアウトパフォームすることも考えられますがその回転率の高さが裏目に出る可能性もあります。
↓↓↓↓↓よければポチッとして下さい。励みになります。
関連記事