個別銘柄を保有しているいじょうはその銘柄にどういうリスクがあるのかを考えておく必要があります。
S&P500に投資したらいいという意見もあると思いますが、私はそれでは投資を楽しむことができないのでETFに全力投資は今後もしません。私の性格上、楽しくなければ続けることはできませんし、あわよくばS&P500に勝ちたいという欲はデフェンシブな投資といえども捨てることはできません。
IBMのリスク
やはり、バフェットの言うとおりライバルが強力すぎることです。
私は正直、今のIT銘柄ではグーグルが一番の企業だと思っています。無配当銘柄で投資するなら迷わずグーグルに投資します。
IBMも頑張っていると思いますが、これからグーグル以上の業績を記録するところが想像できません。
でも、投資のおもしろいところは一番の銘柄に投資したからといってリターンが一番にはならないことです。
IBMには業績を上げることはもちろんですが、今後も株主還元を頑張って欲しいです。
株主還元を続けていれば長期のリターンではグーグルに勝てるはず。
Microsoftのリスク
まだ、開発環境がPCである間は安泰だと思っていますが、近い将来に発売されるであろうPCに変わる次世代開発デバイスでプラットフォームを築くことができなければ今のような地位を維持することはできないし、そうなればクラウドのシェアも奪われる側に回ると思います。
Azureを選ぶ理由は、やはりPCのOSの9割がWindowsでありOffice製品の存在が大きいと思うんですよね・・・
シスコ・システムズのリスク
ほぼIBMと同じです。
クラウドを運用するハイパースケールデータセンターではアリスタネットワークスの製品が選ばれることが多いようですし、クラウドのせいでデータセンターの数は今後は減っていくはずですからそこをなんとかしないといけません。
シスコはそれをわかっているからソフトウェア事業にシフトしていますがソフトウェアはライバルが多いですし強力です。
ギリアド・サイエンシズのリスク
ハーボニー、ソバルディに変わるような医薬品がまだ開発できていないことです。
新しいHIV薬は最高年間で50億ドルぐらいの売上になると予想されていますが、医療費高騰の問題もありますし、正直不安だらけです。
Sankei Bizの記事によると、せっかく画期的な癌療法「イエスカルタ」が承認されたのに承認されてから2ヶ月で5人しかこの療法を受けていません。
しかも、CARーT療法は今後ライバルがどんどん増えていきますからパイプラインを少しでも増やしたいところです。
でも、いいのか悪いのかギリアドは買収にはかなり慎重なような気がするので今後もなかなか買収はしないかもしれません。いいことであってほしい。
AT&Tのリスク
自然災害か戦争ぐらいしか思いつきませんが、アマゾンもここに参入したりするのだろうか?
グーグルは遊びで通信事業のオークションに参加したことがありますが、たぶん参入しないと思います。
CVSヘルスのリスク
やはり、アマゾンでしょう!
そこ以外は今のところ乗り切れると思うのですが、どうなんでしょうね?今の所、CVSヘルスの強みは店舗数が多いぐらいしかありませんからアマゾン以外にもどんどん参入してくるかもしれません。
将来的には店舗数の強みを活かして老人ホームとかリハビリセンター、町医者を組み合わせたような事業に特化すると思うのでアマゾンがヘルスケアに参入するといっても、そこではないような気が私はしています。アマゾンにかかれば医薬品は安くできても医療サービスはなかなか安くできないはずです。
まだ、本格参入は決まっていませんがそのうち自社社員以外にもサービスを提供すると思いますので油断なりません。
リスクを考えて思ったこと
現時点では私の保有する銘柄のリスクのほとんどがアマゾンとグーグルだということがわかりました。というかこんな記事を作成する前からわかっていました。
アマゾンとグーグルに投資すれば不安は失くなるのかというとそうではありません。
やはり、PERがすごいことになっていますから将来どれほどの下落をするのか不安になるはずです。
そもそもどんな銘柄でもETFでも投資していれば不安になることがこれからたくさんあるはずです。
私は今のところ実はどの銘柄に対してもそんなに不安になっていません。
不安にならないのはまだ資産が少ないというのが大きいのかもしれません。
S&P500には勝てないかもしれませんが、自分は投資を楽しめているし、どの銘柄も素晴らしい銘柄ですのでなんとかなるだろうと思っています。
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