現地時間2月15日、シスコシステムズの2018年第2四半期決算発表がありました。
EPS予想:0.59ドル
結果:0.63ドル 前年比+11%
売上予想:118.1億ドル
結果:118.8億ドル 前年比+3%
売上もEPSもコンセンサス予想を上回ることができました。
また、前年比でも伸びているので本当に素晴らしい決算です。
こうしてみると意外とアメリカの売上が伸びているんですね。
私としては、てっきりアメリカ以外の売上が伸びていると思っていました。
スイッチとルーターのシェアが落ちていると言われていますが、インフラストラクチャー部門の売上はしっかり伸びています。
ガイダンスも前年比で売上が3%〜5%アップでいい感じです。
最近のシスコの買収動向を見る限りではアプリケーション部門に力を入れているように思います。
シスコはブロードソフトの買収によりユニファイド・コミュニケーション(UC)と呼ばれる社内コミュニケーションツールクラウドソフトのシェアのほとんどを手に入れることに成功しました。
新規契約者数も現在ダントツです。
ブロードソフト買収前はブロードソフトのシェアが1位で2位はシスコでした。
UC市場は2020年までに1120億ドルになると予測されています。
また、シスコが昨年12月に買収を発表したCmput.ioはクラウド上のワークロードと消費パターンを分析するソフトウェアを開発している会社なのですが、なんと同社のソフトウェアを導入することでクラウドのコストを80%以上も削減することができます。
コストを80%以上も削減できるのですから、かなりの需要があるのではないでしょうか。
他にもアップルとシスコ両社の製品を使用する会社向けにサイバー保険を提供することを発表するなど、最近のシスコには話題がたくさんあります。
そして、配当再投資戦略を実践する私としてはとてもうれしい増配も発表されました。
0.29ドルから0.33ドルに増配するとのことなので増配率は約14%です。
ここ数ヶ月シスコは株価が上昇傾向にあり配当利回りが3%を切っていましたが、この高増配により、また配当利回りは3%台に戻りました。
この決算を受けてアフターマーケットでは株価が6.65%上昇し株価は44.89ドルとなっています。
私としては27株しか保有していなかったことが悔やまれます。
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シスコは「米国で最も持続可能な企業」としてランクインしています。
先週の暴落でポートフォリオの評価額はマイナスとなりましたが、現在はシスコのおかげでまたプラスになりました。
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